中国・台湾で暮らした私が「ライドシェア」をもっと推進すべきと考える当然の理由 “日本版”は明らかな失敗作である!

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グローバルスタンダードと背離する「日本版ライドシェア」。日本のデジタル化の遅れやタクシー業界の影響もあり、健全な発展が阻害されている状況だ。

もはや不可避の潮流

ライドシェアのイメージ(画像:写真AC)
ライドシェアのイメージ(画像:写真AC)

「新しいものは試すのもイヤだ」
「現状維持がベスト」
「何か始めるならトラブルはゼロでなくては」

といった、いかにも日本らしい“完璧主義”が招いた結果でもあるだろう。骨抜きにされた日本版ライドシェアは、

「衰退国家の象徴」

のようでもある。

 だが、ガラケーがスマホに置き換わり、ファックスがビジネスの場面からほぼ消滅したのと同じように、ライドシェアはいつか必ず普及する。タクシー会社がどう抵抗しても、この潮流は変えようがない。

「便利なものをあえて使わない」

という選択は、どうしても無理があるからだ。

 政府は6月に制度の見直しを進めていく。諸外国と同様のライドシェア“本来の姿”に近づけ、十分メリットを享受できる姿となるよう期待したい。

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