バイクは「自由と冒険」の象徴だ! 風を感じ日常から抜け出せ 文化衰退の今こそ魅力再発見のときである【連載】バイクしようぜ!(1)

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二輪車は安全性や環境性能の面で四輪車に劣るというイメージが強い。しかし、最近のバイクメーカーの技術革新により、ABSやトラクションコントロールなどの安全機能が向上している。

バイクの安全性と環境への配慮

バイクに乗る男性(画像:写真AC)
バイクに乗る男性(画像:写真AC)

 前述のとおり、二輪車は風を切って走る開放感がある反面、四輪車に比べて安全性や環境性能が劣るというイメージが強い。しかし、実際はそうではない。最近のバイクメーカーの技術革新により、

・アンチロックブレーキシステム(ブレーキのロックを防止する安全装置)
・トラクションコントロール(発進・加速時の駆動タイヤのホイールスピンを抑制する装置)

などの安全装備が搭載され、その安全性は向上した。

 一方、バイクメーカーは環境性能でも大きな進歩を遂げている。排出ガスの低減と燃費の向上は、環境にやさしいエンジン技術の進化の一部である。例えば、排出ガス規制のユーロ5は、一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物などの汚染物質の排出を大幅に削減している。さらに厳しいユーロ7は2025年に導入される予定だ。

 電動バイクの開発も進んでいる。大手自動車部品メーカーである日立アステモ(東京都千代田区。旧日立オートモティブシステムズ)は、電動バイク用のモータードライブや制御システムなどのユニットを開発している。これらの技術は、二輪車の環境負荷を大幅に低減し、持続可能な社会の実現に貢献する。

 このように、二輪車の安全性や環境性能は、技術革新によって大きく向上しているのだ。

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