EVは「車酔い」しやすい?しにくい? ネット上の意見は真っ二つ、いったいなぜなのか
EVは静かで車酔いしないという人がいる一方で、不快に感じるという正反対の意見もある。なぜこのように真逆なのだろうか。
メーカーの対応策
では、こうした問題を克服するにはどうすればいいのか。
最も単純な解決策は、慣れることだが、それはいささか投げやりだ。もっとユーザーフレンドリーな解決策を取るなら、回生ブレーキの設定を変えることから始めればいい。
実際、回生ブレーキの効き方と動作レベルは作動モードを変えられる。もしくは、自動的にフットブレーキとの協調制御が行われる例が多い。
具体的には日産リーフのように、走行モードをDレンジからBレンジに切り替えると、より強力な回生ブレーキが作動するスタイルだ。
EVではないが、三菱アウトランダーPHEVはステアリングコラムのパドルスイッチで回生ブレーキの作動レベルを変更できる。
このスタイルが操作しやすいため、ヒョンデのIONIQ5やメルセデス・ベンツのEQAなど、パドルシフトスタイルの回生ブレーキ制御を搭載するEVが増えている。