年間“42時間”も無駄! 交通渋滞は貴重な「時間」「お金」を捨てる行為だ
世界中の多くの人々が、道路をゆっくり走ることで貴重な時間とお金を無駄にしている。ときは金なり。何とかならないものだろうか。
日本の都市が直面する「ジレンマ」
東京は人口で世界最大級のメガシティである。持続可能な都市環境づくりが世界的な課題となっているが、インドネシアは首都を東京と同規模のジャカルタから熱帯雨林地帯のヌサンタラに移転することを決めた。率直にいって、
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「もう都市機能を回せない」
のだろう。
日本でも、東京や大阪のような大都市では、市民活動や経済活動を機能させるために相当な工夫が必要だ。
ゼロベースで移転計画を考えられるインドネシアと違い、日本の成熟した都市は「イノベーションのジレンマ」にぶつかるかもしれない。先進国の緩慢で持続的なイノベーションは、新興国の破壊的イノベーションには太刀打ちできないということだ。
しかし、スマートシティへの道筋は案外身近にありそうだ。スマートフォンの活用とそこから得られるデータは、都市の改善に活用できる。日本のスマートフォン社会には、まだ希望が残されている。