年間“42時間”も無駄! 交通渋滞は貴重な「時間」「お金」を捨てる行為だ
世界中の多くの人々が、道路をゆっくり走ることで貴重な時間とお金を無駄にしている。ときは金なり。何とかならないものだろうか。
都市経済における自家用車の役割
それから20年以上がたち、交通はモビリティとも呼ばれるようになった。あらゆるものがインターネットに接続されるIoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)の進歩により、時代は劇的に動いている。
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スウェーデンのイージーパーク・グループは、欧米を中心に20か国4000以上の都市でモバイルアプリを通じて駐車場を提供し、急成長を遂げている。駐車場を簡単に見つけることができるため、時間と燃料を節約し、渋滞を緩和する。
また、カメラによる自動パーキングによってさまざまなデータを収集することができ、ドライバーの行動パターンなど、得られた知見を都市計画に役立てることができる。
ドイツのハイデルベルクでは、イージーパーク・グループと政府が実際に協力し、住民のために環境に優しいカーシェアリングソリューションの導入が検討されている。
自家用車は、オーナーが運転するとき以外は車庫や駐車場で眠っている。それをみんなでシェアすれば、車の稼働率が上がり、必要な車の絶対数が減る。販売台数が減少している自動車メーカーにとっては頭の痛い問題かもしれないが、都市経済効率の観点からは、カーシェアリングは有効な手段なのかもしれない。