強風で落下の恐れも? 日本の道路標識「老朽化」で危なすぎ問題

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高速道路で大きくて頑丈な標識と衝突するのは非常に危険だ。老朽化も進んでいる。今回はそんな衝突の危険性を“ズバリ”指摘していこう。

落下の恐怖、道路の隠れた危険

高速道路上の標識イメージ(画像:写真AC)
高速道路上の標識イメージ(画像:写真AC)

 4月9日午前6時過ぎ、東名高速道路の御殿場インターチェンジ(IC)~大井松田IC間の追い越し車線で、強風のため規制標識が落下した。同じ車線を走行していた乗用車のフロントバンパーが破損したが、運転手にけがはなかった。標識の大きさは縦横約1mで、約10分後に撤去された。

 事故当日は例年にない強風の日で、筆者(ズバリ英朗、道路ライター)は都内を運転していたが、ドアの開閉などがいつも以上に大変だった。

 静岡の事故がニュースで流れたとき、日本の道路が長年抱えている問題のひとつが浮き彫りになった。今回は仮設物だったが、いつ落ちて飛んでいくかわからないものがたくさんあるのだ。

 標識は運転中でもある程度見やすく設計されているため、実際にはかなり大きい。例えば、制限速度の標識は直径60cmが普通で、場所や地域によって、普通の大きさのものから半分や2倍の大きさのものなど、さまざまだ。

 大きくて頑丈な標識に衝突したら、非常に危険である。というわけで、今回はその危険性について“ズバリ”指摘していこう。

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