既存モデルの新車の「バックカメラ」が5月から義務化されます 本当にバック事故対策になるのでしょうか?
2024年5月から、既存車種の新車にバックカメラの標準装備が義務付けられる。安全性を向上させるためとはいえ、なぜこれほどまでに世界的に搭載が推進されているのだろうか。
鍵は「安全確認」

コストがかかるからといって、安全性を軽視するわけにはいかない。今後、バックカメラが標準装備になる可能性は高そうだ。むしろ、標準装備にすることで、製造コストを下げ、性能を向上させてほしい。
一方で、ドライバーとしては、バックカメラを過信しないように注意したい。後退事故の主な原因は「安全確認」の不十分さにある。後退事故を起こさないためには、安全確認を十分に行うことが重要である。
また、バックカメラに気を取られすぎたり、バックカメラで安全確認したからといってアクセルを踏んで後退したりしないよう注意することも大切だ。
安全性向上のために新しい装備が増えることは歓迎したい。しかし、一方的に義務化するのではなく、導入のハードルを下げる施策も必要だ。ドライバーとしては、新装備を正しく使い、安全運転を心がけたい。