ヘッドライトが自動で点灯! 「オートライト機能」は、夕暮れ時の事故を防ぐ“切り札”になれるでしょうか?
オートライト機能の搭載義務化によって法的基準が確立され、2020年以降の新車から新保安基準が適用されることになった。そもそも、なぜ義務化されたのか。
新保安基準の適用時期

メリットもデメリットもあるオートライトが義務化され、新保安基準が設けられた。その結果、薄暮時間帯の安全確保にシフトしている。
しかし現時点では、この義務化はすべての車両に適用されているわけではない。車種や新型車か継続生産車かによって、義務化の適用時期に違いがあるのだ。まず、2020年4月以降に販売される新型乗用車から適用が開始され、継続生産車については2021年10月から適用が開始された。
乗車定員11人以上の旅客自動車および車両総重量3.5t超の貨物自動車の新型車は2021年4月から、継続生産車は2023年10月から適用された。
また、すでに販売されている車や中古車については、義務化はされていない。そのため、従来車はオートライト機能がなくても車検に通るため、義務化の対象にはならない。
オートライトが義務化されたとしても、新保安基準に沿ったオートライト機能が普及するまでには10年以上かかるといわれている。どのような機能が搭載されようと、実際に安全運転をするのはそれぞれの車のドライバーである。今後も安全運転を心がけ、早めのライト点灯を心がけることが大切だ。