ミニバンを買った子育てファミリーが陥る「車出し当番」の罠! クルマ自体は有能でも、現代人はつらいよ
子育て家庭が自動車を買い替える際に、どのようなポイントが重要なのかを考えてみたい。
重要な乗車定員の見極め
子どもがいる家庭では、休日の過ごし方も自動車選びに影響する。アウトドアが好きでよく出掛けるのであれば、荷物を積めるスペースがあり、河原などで運転に困らない自動車をピックアップし、そこから検討する。
祖父母が近くに住んでいて休日に一緒に出掛けることが多い場合は、「家族の人数+α」を意識して自動車を選ぶ家庭も珍しくない。
一方、祖父母が近くに住んでおらず、休日を家族だけで過ごす場合は、乗車人数を考慮する必要はない。特別な用事がない限り遠出はせず、休日は近所への買い物がメインという家族の場合、こだわりがなければ「普段使いに適した手頃な自動車」を探すことになる。
ただし、家族以外を乗せることがないと決めつけるのも問題だ。シートベルトの数は車種によって異なるし、乗車定員も自動車ごとに決まっている。これを守らずに運転すると道路交通法第57条違反となり、罰則が科せられることを忘れてはならない。
そのため、「何人乗ることがあるか」を軽視せず、「家族プラスひとりが乗ったらどうなるか」を確認して定員人数を決め、自動車を選ぶことが大切だ。