国産ミサイルは本当に使い物になるのか? 防衛省・新導入の艦対空誘導弾「A-SAM」によぎる一抹の不安

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話題の艦対空誘導弾は使い物になるのだろうか。筆者は厳しいと考える。その理由について解説する。

海自ミサイル導入に懸念

中SAM(画像:陸上自衛隊)
中SAM(画像:陸上自衛隊)

 防衛省は護衛艦用に国産対空ミサイルを新規導入する。通称「A-SAM」と呼ばれる艦対空誘導弾である。これは陸上自衛隊が使用中の対空ミサイル「中SAM」を海上自衛隊向けに仕立て直した兵器である。

 ただ、軍艦での利用には不安が残る。陸上向けミサイルの転用なので本質的に軍艦に向いてはいない。例えば海軍型の発射器の規格と相性が悪い。必須となる艦船攻撃モードの実装も怪しい。

 このA-SAMは使い物になるのだろうか。

 それは厳しい。肝心の

「超低空目標に命中するかどうか」

に確証は持てないからである。A-SAMは目標追尾、信管動作、信頼性の面で不安を抱えている。

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