「すごい長蛇の列!」 福岡空港の国内線駐車場が1日11時間も“満車”だった驚きの事情

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2023年春、福岡空港の国内線ターミナル周辺では異様な光景が繰り広げられていた。駐車場の入り口に車の長い列ができて動かないのだ。いったい何が起きたのか。

観光客流入と駐車需給

福岡空港(画像:写真AC)
福岡空港(画像:写真AC)

 福岡空港は空港から市街地まで非常に近く、年間の搭乗旅客数ランキングでも上位にランクインしている。しかし、駐車場はどうだろうか。

 ランキング上位の羽田空港の国内線は、ターミナル自体が第1ターミナルと第2ターミナルにわかれており、JALなどが発着する第1ターミナルに約4600台、ANAなどが発着する第2ターミナルに約5500台、合計1万100台分の駐車場がある。また、伊丹空港の駐車場は約2800台、新千歳空港の駐車場は5000台以上、那覇空港の駐車場は約2400台である。

 これらの数字から、福岡空港の国内線駐車場の収容台数は約860台と、空港利用者数で上位にランクされているにもかかわらず、収容台数が少ないことがわかる。

 福岡空港の国際線の駐車場は1100台以上の収容能力がある。ただし、福岡空港の場合、国内線は滑走路の東側、国際線は滑走路を挟んで西側にある。そのため、国際線の駐車場に止める場合は、連絡バス(6~7分間隔で運行、所要時間約15分)を利用する必要がある。

 駐車場台数以外の要因もあるようだ。福岡空港は2019年から民間企業が運営することになり、現在、数千億円を投じて過去最大規模の改修工事が行われている。第2滑走路の増設、国際線ターミナルの拡張、国内線ターミナル内の複合施設(商業施設やホテル)の建設などが計画されている。

 これらの一環として、国内線の駐車場は2024年までに倍の1600台になる予定だが、それに先立ち、2020年に新しいバスラウンジ棟が建設され、同棟の上に新しいレストランと展望デッキがオープンした。

・全国の有名ラーメン店が集まる「ラーメン滑走路」
・大型ビアマルシェ「SORAGAMIAIR」
・飛行機を間近で見られる「福岡空港国内線展望デッキ」

などができたことで、福岡空港自体を観光スポットとして遊びに来る人が増えた。そのため、国内線の駐車場は、

・利用客の車
・見送りの車
・遊びに来た人の車

で満車となってしまっていたのだった。

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