「交差点の赤信号」 意地でもルールを守る日本人、臨機応変な外国人 どちらがスマート? 交通ルールの順守について考える

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「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という有名なフレーズがあるが、本当にみんなで赤信号を渡ることができるのだろうか。本稿では、交通ルールを守る日本人について考察する。

交差点のモラル

赤信号(画像:写真AC)
赤信号(画像:写真AC)

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」

一度はどこかで聞いたことのあるフレーズではないかと思う。だが、本当にみんなで赤信号を渡るなんてあり得るだろうか。今日は、ここを出発点として「ルールを守ること」について、とりわけ日本人と交通ルールの順守について話をしてみたい。

 実際に東京の路上を眺めてみると、渋谷のスクランブル交差点であれ、新宿アルタ前の交差点であれ、信号の変わりぎわに慌てて渡る人こそあれど、堂々と信号無視をする歩行者はまれだ。

 そのほかの交差点でも、ほとんどの歩行者は信号が赤になるとちゃんと止まり、往来のまったくない交差点で赤信号が青に変わるまでじっと待っている歩行者さえ(特に東京では)珍しくない。

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