危険走行はなくなるか? 電動キックボード「ガイドブック」最新版発表、Luupと東京海上が制作
電動キックボードのシェアサービスを手掛けるLuupが利用ガイドブックを制作。電動キックボードの基本情報や、走行ルール、走行時の注意事項などが記載。警察庁は2021年12月、一部の電動キックボードを運転免許不要とする方針を固めている。
講習会での得られたフィードバックを反映

電動キックボードのシェアサービスを手掛ける「Luup(ループ、東京都渋谷区)は、東京海上ホールディングスと共同で、電動キックボードの基本情報や、走行ルール、走行時の注意事項などを記載した「電動キックボード ご利用ガイドブック」を制作した。
ガイドブックの具体的な項目は、以下の通り。
・LUUPって?
・電動キックボードって?
・LUUP ご利用前の準備
・LUUP ご利用の流れ
・交通ルール LUUPの場合
・交通ルール 個人所有キックボードの場合
・走行における注意事項 LUUPの場合
・走行における注意事項 右折の方法
・電動キックボードの乗り方
・困ったときは
Luupと東京海上は2021年10月、資本業務提携および電動キックボードの安全性向上のために協業を開始。2021年12月4日と5日には、東京・丸の内で安全講習会を開催している。会を通して得たフィードバックを参考に、既存のガイドブックを更新、今回の公開に至った。
Luupは「安全な運転技術の習得と交通ルール順守の上、引き続き適切に電動キックボードのシェアリングサービスをご利用いただけるよう、今後も安全講習会の実施やルール周知のための活動を検討してまいります」としている。
警察庁は2021年12月、一部の電動キックボード(最高時速20km以下)で、16歳以上を条件に運転免許不要とする方針を固めた。ヘルメット着用は義務ではなく、車道を原則として通行できる。
電動キックボードはこれまで、スピード超過などがたびたび問題視されている。