造船大国・日本の復活? 大型化する商船トレンド、日本がリードするハイテク「コンテナ船」をご存じか

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ハイテクを駆使した超大型船で世界をリードする。時代は造船大国・日本の復活に向けて動いている。これからの運航、これからの建造計画から目が離せない。

日本の巨大コンテナ船

ワン イノベーション(画像:ジャパン マリンユナイテッド)
ワン イノベーション(画像:ジャパン マリンユナイテッド)

 2023年には、日本で6隻の超大型コンテナ船が完成した。その船とは

・ワン インフィニティ
・ワン インジュニエティ
・ワン イノベーション
・ワン インスピレーション
・ワン インテジリティ
・ワン インテリジェンス

である。これらはいずれも同型船である。基本スペックは次のとおりだ。コンテナ船としては事実上の世界最大級となる。

・全長:399.95m × 幅61.40m × 深さ33.20m × 喫水16.50m
・総トン数:23万5311t
・純トン数:11万6823t
・主機関:MITSUI-MAN-B&W 9G95ME-C10.6 ディーゼル機関1基
・乗員数:34人

「喫水」とは、船が水面に浮かんでいるときの、船の最下面から水面までの距離を指す。積載可能なコンテナ数は、長さ20ftの海上コンテナ約2万4000個である。そのため、2万4000TEU型とも呼ばれる。これまでの最大コンテナ船は2万TEUであった。

 純粋な大きさでは、過去に全長400mを超えるオイルタンカーがあったが、このクラスの運航には多くの制約があった。そのため、最新のオイルタンカーは、載貨重量トンが32万t以内、総トン数16万tである。今回紹介する2万4000TEU型コンテナ船は、全長約340mが標準とされる商船としては世界最大の船である。

 ちなみに総トン数とは、船全体の内部容積を決められた換算方法でトンに換算した数値であり、「トン」という言葉は使われているが、実際の重量を表すものではない。純トン数は、総トン数から機関部、操船部、居住区、燃料タンク、バラストタンクなどを除いた貨物搭載部分の容積である。いずれも商船を運航する際の基準となる指標である。

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