レンタカー需要急増! 車両数は20年前の「約3.2倍」 さらなる成長のカギは“無人化”かもしれない

キーワード :
,
この20年でレンタカーの需要が大きく伸びている。その背景には何があるのか。

シニア世代の車との向き合い方

レンタカーのイメージ(画像:写真AC)
レンタカーのイメージ(画像:写真AC)

 70代の両親が、頻繁に国内を旅行する。飛行機で移動する際は、現地の交通の便が都心ほどよくないこともあり、現地でレンタカーを借りて自由に動き回ることが多い。

 それに加え、以前は車で向かっていた中距離の旅行先にもレンタカーを使うようになった。新幹線だったり、特急だったり、鈍行だったりさまざまだが、電車で移動することで、運転の距離や時間を短くしている。

 体力や気力の衰えもあるし、交通費を計算してみるとかかる金額が変わらない場合もあり、それなら電車内で本を読んだりしてリラックスして過ごしたいという。

 シニア世代は車との向き合い方自体がそれまでと変わってくる。

 定年後にコストダウンのため、大きめのバンを手放し、普段は軽自動車に乗り、旅行のときだけ高速道路利用にも快適な車をレンタカーで借りてはどうかと考えている人がいる。車自体を持たず、必要なときだけ借りるスタイルに切り替える人もいる。

全てのコメントを見る