台湾の頼政権“反中”継続でも、「台湾有事」の可能性はまだまだ低いワケ
台湾で次期指導者を選ぶ総統選挙が行われ、頼清徳氏が勝利した。モビリティ企業は今後どのような地政学的リスクに直面するのだろうか。
頼政権の言動次第
今後のポイントは、春に誕生する頼政権が対中国でどのような言動、振る舞いをし、どれほど中国を刺激することになるかだろう。たとえ中国軍の能力が十分に整備されていない段階でも、習政権が
「頼政権の行動を放置しておけば統一が難しくなる、今しかない」
と判断する状況が生じれば、台湾有事が発生する可能性は飛躍的に高まるだろう。