クルマを持つなら、結局「現金」「残クレ」「サブスク」どれがいいのか? 元ディーラー営業マンがこっそり教えます
クルマの購入といえば、数年前までは現金かローンが主流だった。しかし、今では残クレやサブスクリプション契約といった新しい選択肢もある。それぞれの「向き」「不向き」を解説する。
自分に合った買い方

これらのクルマの買い方にはメリットとデメリットがあり、それはクルマの使い方やクルマに対する考え方によって大きく異なる。ここでは五つのケースを取り上げ、どの買い方が自分に合っているかを解説する。
●1台のクルマに長く乗りたいケース
モノを大切にし、愛着を持って扱いたい人であれば、従来のクルマの購入方法として最も一般的な「現金もしくはローン」を選択することをお勧めする。残クレもリースも、契約満了後に顧客が買い取りを選択できるプランもあるが、支払金利などを考慮するとトータルコストは高くなる。
現金一括が難しい場合でも、金利負担を軽減するために銀行などの長期ローンを利用することをお勧めする。
●定期的に新車を購入したいケース
新車を購入し、3年後の初回車検後、または5年程度で買い替えを予定している人には、残クレの利用がお勧めだ。残クレを利用せずに通常のローンで代用することも可能だが、最終的な残債を清算できない可能性があるため、特定条件で買い取り価格が確定する残クレの利用は非常に便利だ。
前述のとおり、残クレの返却には条件があるので注意が必要だ。また、残クレ契約が切れる3~5年の間にライフスタイルが確実に変化する人にも残クレの利用をお勧めしたい。