国内屈指の急カーブ! あなたは「中国道」という、全長2位&見どころ満載ルートを走ったことがあるか
中国道の魅力について、年間約6万kmを走る筆者が解説する。
交通量多い区間の走りごたえ
中国道の総延長は540.1kmで、東北道(679.5km)に次いで日本で2番目に長い。この長さが中国道の魅力のひとつであり、走りごたえのあるルートとなっている。
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日本の高速道路の大動脈である東名高速道路(東名)と名神の総距離は536.2kmなので、中国道はそれよりも長いことになる。ここからは、中国道の特徴や魅力を区間別に見ていきたい。
中国道の起点である吹田JCTは、大阪市の北部に位置する。JCT近郊には、1970(昭和45)年の大阪万博のシンボルである「太陽の塔」や、2016年2月にスタジアム全体がオープンしたパナソニックスタジアム吹田がある。
JCT近郊はもちろんのこと、起点からしばらくは大阪モノレールや大阪府道2号線と並行して走るため、都市景観を存分に楽しめる。中国道は、起点から兵庫県西宮市の西宮北ICまでを大都市近郊区間とし、西日本有数の市街地を走る。
また、兵庫県三木市の吉川JCTまでは片側3車線と、中国道のなかでも交通量の多い区間である。そのため、同県宝塚市の宝塚東トンネル付近や宝塚西トンネル付近では大規模な渋滞がしばしば発生する。