エンジン車の元技術者、ネットにはびこる“EVアンチ”を叱る 「イノベーションに敬意を持て」

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内燃機関原理主義者はインターネットにも現れ、自説を一方的に垂れ流す。もちろん記事にコメントするのは自由だが、まずすべきは、記事を熟読し、その内容を理解し、反論するなら敬意を持って行うのが最低限のルールではないのか。

迷惑な原理主義者たち

テスラの充電ステーションを占拠する内燃機関ピックアップトラック。「ICEing(内燃機関車が意図的にEV充電ステーションを妨害する行為)」と呼ばれる反社会的行為の新たな形態も出現している(画像:SETEC POWER)
テスラの充電ステーションを占拠する内燃機関ピックアップトラック。「ICEing(内燃機関車が意図的にEV充電ステーションを妨害する行為)」と呼ばれる反社会的行為の新たな形態も出現している(画像:SETEC POWER)

 環境原理主義者たちは違法行為に手を染め始め、“環境テロリズム”としてメディアに報道されている。彼らは、原理主義の定義にあるように、

「単一の価値観(エコロジー)だけを信奉し、他者の価値観(近代産業や文明社会)を排撃」

する厄介者でしかない。

 一方、米国や中国では、エンジン車でEV充電ステーションを占拠する「ICEing」という違法行為が行われている。ICEとは内燃機関を意味する。そんな彼らは間違いなく「内燃機関原理主義者」であり、極端さでいえば、環境原理主義者と五十歩百歩の存在である。本媒体の記事の言葉を借りれば、

「EVアンチ」

だろう。とにかく感情的な振る舞いが特徴的だ。

 内燃機関原理主義者はインターネットにも現れ、自説を一方的に垂れ流す。もちろん記事にコメントするのは自由だが、まずすべきは、記事を熟読し、その内容を理解し、反論するなら敬意を持って行うのが最低限のルールではないのか。

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