サービスエリアの「グルメ」人気衰えず! 限定メニュー・ネット配信で魅力倍増、アメリカンドッグ時代からの歴史をたどる

キーワード :
, ,
メディア露出・情報拡散を意識して、進化を遂げているSAグルメ。その現状をリポートする。

ユーチューバーも注目

スマホを持って撮影する人のイメージ(画像:写真AC)
スマホを持って撮影する人のイメージ(画像:写真AC)

 テレビメディアでは定期的にSAグルメを取り上げてはいるが、一時期取り上げすぎたためか、今はあまり頻繁には見かけなくなった。しかし、その代わりにSAグルメの情報を活発に発信しているのが

「ユーチューバー」

である。新型コロナウイルスの感染拡大以降、SAグルメをネタにする動画が多くなっている。

 コロナ禍では飲食店が営業自粛になり、食べ物をテイクアウトして近くの公園で食べるのは人目がはばかられた。しかし、SAでは人目を気にすることなく、購入した食品を車内ですぐに食べることができる。

 また、一般の売店では売られていないメニューや食品も多く、ご当地ものに加え、見た目やネーミングにインパクトのあるものが多いのもネタにしやすい要因だろう。

 人気ユーチューバーがSAで購入した食品のカロリーを競ったり、しりとりゲームで食品を購入して食べたりする動画や、大食いユーチューバーがデカ盛りメニューを食べたり、高速道路沿いのSAを巡って名物メニューを食べたりする動画など、さまざまなコンテンツが見られる。食品をネタにした遊びや大食い動画に批判があるのも事実だが、次々と動画が配信されるのは興味をそそられる。

 時代の社会情勢を反映し、さまざまな変遷を遂げてきたSAグルメ。興味のある人は、高速道路をドライブしながら楽しんでみてはいかがだろうか。

全てのコメントを見る