サービスエリアの「グルメ」人気衰えず! 限定メニュー・ネット配信で魅力倍増、アメリカンドッグ時代からの歴史をたどる
メディア露出・情報拡散を意識して、進化を遂げているSAグルメ。その現状をリポートする。
進む観光地化
近年、地域観光を意識し、ご当地グルメが楽しめる道の駅の飲食事業と同じような方向性で、地元の名物メニューに加え、地元の食材を活かしたオリジナルの地産地消メニューを提供するSAが増えている。
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また、メディア露出やインターネット上の情報拡散を意識し、魅力的で面白いネーミングのメニューや食材も増え、人気を集めている。
・下が青で上が白い「富士山ソフトクリーム」(東名高速道路 富士川〈下り〉)
・8本のエビフライがそそり立つデカ盛り「メガエビフライ丼」(東北自動車道 羽生〈下り〉)
・通常の5個分の大きさの「メガメロンパン」(名神高速 養老SA〈下り〉)
など、その見た目からも話題となり、人気を集めた。そのほかにも
・バナナが隠し味の「熱っついよ!東京ばな奈カレーまん」(海老名〈下り〉、夏季限定)
・深谷ねぎにみそを合わせた「深谷ねぎ味噌豚まん」(東北自動車道 蓮田〈上り〉)
といった限定食品もある。SAは休憩施設というよりも、今は
「観光デスティネーション(目的地)」
化している。