サービスエリアの「グルメ」人気衰えず! 限定メニュー・ネット配信で魅力倍増、アメリカンドッグ時代からの歴史をたどる

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メディア露出・情報拡散を意識して、進化を遂げているSAグルメ。その現状をリポートする。

アメリカンドッグという「象徴」

アメリカンドッグ(画像:写真AC)
アメリカンドッグ(画像:写真AC)

 SAのテイクアウトフードといえば

「アメリカンドッグ」

である。今でこそ冷凍食品もあって家庭でも手軽に食べられるが、当初はSA以外ではあまり見かけなかった。

 マスタードを直線に、ケチャップを波型にかけることも、当時は何か楽しい感じがした。アメリカンドッグはSAグルメの象徴的な存在となり、後にキャラクター商品が販売されたほど。近年はSAごとにマスタードとケチャップをかける形を比較するキャンペーンも実施された。

 バブル期には学生でも車を購入する人が増え、若者のレジャーとしてドライブが人気となる。また、スキーの人気も拡大し、都心とスキー場を結ぶスキーバスの運行も急増した。

 ピークシーズンのSAは若者でごったがえしている状況で、レストランは満席となり、限られた休憩時間で食べられる軽食のニーズが高まる。

・じゃがいも串(じゃがまる、じゃがベー)
・あげかまぼこ串

など、手軽なメニューが数多く売られ、すぐに買えるように駐車場に向かって屋台が並び始めた。

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