白いロマンスカー「VSE」引退で考える 「首都圏有料特急」という未来、通勤利用への大転換は吉と出るか凶と出るか

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ロマンスカーはビジネスユースが多い。では、昔のように観光客向けのデラックスな雰囲気の車両を作ることは不可能なのだろうか。

通勤を意識した西武「ラビュー」

ラビュー(画像:写真AC)
ラビュー(画像:写真AC)

 西武鉄道のラビュー(001系)は、1両あたり20m車体の8両編成、定員422人となっている。

 秩父への観光輸送も視野に入れながらも、通勤などのビジネス利用を主たるターゲットとしている。快適に何かの作業ができる座席を使用し、電源やWi-Fiも確保。普段使いの列車をめざしている。

 こちらは、特急に何が求められるかを強く意識し、それに合わせた車両を導入していくことで堅実に乗客を集めるようになっている。

 また、京成電鉄の有料特急スカイライナーは、成田空港アクセスを第一とすることは変わらないままだ。

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