クルマ購入者は必読? 元ディーラーがこっそり教える「メーカーオプション」「ディーラーオプション」の光と影とは
「メーカーオプション」「ディーラーオプション」それぞれにメリット・デメリットがある。本稿では、これらについてクルマを買う側と売る側の立場から解説する。
オプションの違い

新車を買う際には、買いたいクルマのグレードに加えて、オプションの選択もある。
オプションには、
・メーカーオプション
・ディーラーオプション
の2種類があり、それぞれにメリット・デメリットがある。本稿では、これらについてクルマを買う側と売る側の立場から解説する。まずは両者の明確な違いから見ていこう。
まず、メーカーオプションとは、クルマを生産するメーカー(工場)が製造過程で装着するオプションを指す。例えば、
・サンルーフ
・電動ドア(スライドドア、バックドア)
・ヘッドライト
・ボディカラー
などである。基本的にメーカーオプションの大半は、クルマが完成してから装着するのは難しく、クルマを発注する段階で決めなければならない。
一方、ディーラーオプションはメーカーオプションとは逆で、クルマが完成してから取り付けるオプションを指す。例えば、フロアマット、サイドバイザー、エアロパーツ、ETCなどだ。基本的に脱着が簡単でカスタマイズ性が高い。取り付けはディーラーが行う。名前はディーラーによって異なり、「販売店オプション」と呼ばれることもある。