「足のニオイが車内に充満」 タクシー運転手を悩ませる究極の「困った客」とは? 元経験者に本音を聞いてみた

キーワード :
京都市内のタクシー会社に勤務していた元タクシー運転手に、いろいろと質問してみた。

精神的にタフでないと務まらないタクシードライバー

タクシー(画像:写真AC)
タクシー(画像:写真AC)

 タクシードライバーに限らず、世の中の物販・飲食業やサービス業において、クレーマーやカスタマーハラスメントの被害にあった話をインターネットで探すと数限りなく出てくる。

 そのなかでもタクシーは、閉じられた空間で一定時間ともに過ごさなければならないことや、ドライバーと客の距離が近いがゆえの厳しさがあるのではないだろうか。

 A氏は、新人教育のときに

「前の客のことはすぐに忘れるようにしないと、精神的にもたない」

と教わった。普段利用する限りでは思いも寄らないことが、このタクシーという閉じた空間で日夜展開されているのだろう。

 困った客はほんの一部かもしれないが、道順に配慮し、安全に運転しながらも、接客をするという、精神的なタフさが求められるのがタクシードライバーの世界なのかもしれない。

全てのコメントを見る