「シェルのGS」消える 出光の統合ブランドへ移行 3年かけ6400店切り替え

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出光興産と昭和シェルのガソリンスタンドが、新ブランド「アポロステーション」として装いを新たにする。これにともない、長年親しまれてきたシェルのマークは消滅へ。サービスはどうなるのだろうか。

ガソリンスタンドの未来、どうなる?

会見する出光興産の上席執行役員 森下健一さん(2020年11月24日、中島洋平撮影)。
会見する出光興産の上席執行役員 森下健一さん(2020年11月24日、中島洋平撮影)。

 2021年4月からは、出光、シェルそれぞれのブランドのクレジットカードや各種支払いサービスが、どの店舗でも使えるようになるほか、統合アプリのリリースしたり、シェルのスタンドで行っている家庭用電気の販売を出光のスタンドでも行ったりする。

 シェルのスタンドで展開しているエンジンオイルなどは、引き続き販売されるものの、アポロステーションに切り替わったあとは、オイルもアポロステーションのものに切り替わるそうだ。

 ただ、ブランド刷新の意味は単なるサービス統合ではない。さらにアポロステーションのビジョンとして森下さんは、「移動体験全体を『面』で見たサービスを提供する」と話す。

 たとえば、洗車の予約や定額給油の事前清算をアプリで行い、自宅を出てスタンドについたら、すぐに始められるようにするサービスのほか、ガソリンスタンドそのものをWi-Fiつきのテレワーク拠点にするといったサービスを検討しているとのこと。

「給油のついで」で利用できるコインランドリーや、託児所などを併設するといったことも考えられるという。また、スタンドでEV(電気自動車)を貸し出し、地域の足として利用するサービスも挙げられた。これらは一部店舗ですでに実施しているものもあるそうだ。

「地域ごとに課題は異なります。当然、店舗独自の取り組みからボトムアップで発展させていくことも考えられるでしょう」(出光興産 森下さん)

 コロナ禍で移動そのものが減っているが、ガソリンスタンドを利用する前後の移動を徹底的に把握しながら、ブランドを育てていきたいと森下さんは話す。経営環境が厳しさを増し、スタンドが次々と閉店していくなか、「これ以上(スタンドを)減らさない」覚悟で臨む。(提供:乗りものニュース)

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