ライドシェア反対派が主張する「タクシーは安全」は本当か

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一般ドライバーが自家用車で乗客を運ぶ日本版ライドシェアが4月から解禁される。ライドシェアをめぐる議論は社会全体を巻き込み、賛否両論が交わされている。この賛否両論について検討する材料は十分すぎるほどある。

ドライバーの能力はピンキリ

20~60代男女のビジネスパーソン423人のライドシェアに関する調査(画像:ナイル)
20~60代男女のビジネスパーソン423人のライドシェアに関する調査(画像:ナイル)

 タクシーに乗ってみると、失礼ながら運転がすごく「下手」なドライバーに出会うことがある。タクシーの利用頻度にもよるが、筆者の場合は半年に一度ぐらいそういうドライバーに出会っている気がする。

 先述のとおり、タクシー会社はドライバーの安全に一定の貢献をしているのは間違いないと思うが、それ以上にドライバーの運転能力は

「ピンキリ」

であり、タクシー会社がどれだけ一生懸命教育しても、すべてのドライバーを十分なレベルに保つことはできないのかもしれない。

 ドライバーがピンキリなのはライドシェアにも当てはまることだが、ライドシェアはドライバー個人がレイティング(評価)される仕組みなので、運転が下手なドライバーは徐々に人気がなくなり、淘汰(とうた)されるかもしれない。しかし、ドライバーを淘汰してしまうと、ますますドライバー不足に陥るという問題もある。

 タクシーもライドシェアもない世界では、見知らぬドライバーが運転する車に乗せてもらうのは、ものすごく勇気がいることだ。たまたま乗せてもらったドライバーは、乱暴な運転をする人かもしれないし、強盗や性犯罪者かもしれない。ユーザーは車に乗る前には、ドライバーに関する情報を何も持っていないので、“命がけ”で車に乗り込まなければならない。

 一方、ドライバーは自分がどんなドライバーかよく知っている。乱暴な運転をするドライバーは、正直に「私の運転は荒いですよ」ということもできるし、「とても丁寧ですよ」といってユーザーをだますこともできる。そして、ユーザーはドライバーがうそをつけることを知っている。

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