前代未聞? 大阪で進む「ホコ天」計画をご存じか

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「人中心のストリート」を掲げるプロジェクトで、大阪市中心部に新たな「ホコテン」が誕生しつつある。その未来とは。

世界的に類まれない歩行者専用道路

大阪のメインストリート・御堂筋。難波より心斎橋(北)方面を望む。大阪市中央区(画像:若杉優貴)
大阪のメインストリート・御堂筋。難波より心斎橋(北)方面を望む。大阪市中央区(画像:若杉優貴)

 そして、人中心の街づくりの極めつけといえるのが、大阪のメインストリートである御堂筋の恒久的な「ホコテン化」計画だ。

 メインストリートのホコテンといえば東京都心でも休日に行われていることであるが、21世紀の国内において、大阪ほどの大都市でこれほど大きな車道を歩行者専用道路化することは前代未聞といえる。

 歩行者専用道路化が計画されているのは、御堂筋のうち淀屋橋から難波までの約3km(中央区内)。淀屋橋は先述した中之島地区と川を挟んだ場所であり、また難波でも先述したとおり広場の整備が進んでいる。つまり、南北ふたつの「歩行者に優しい街づくり」をめざした地域が大きなホコテンで結ばれる、という訳だ。

 大阪市が2019年に発表した「御堂筋将来ビジョン」によると、ホコテン化は「御堂筋開通100年」となる2037年の完成を計画しており、まだまだ先だ。

 一方で、2023年時点ではそれに先駆けて6車線ある車道のうち2車線(側道部分)をふさいで歩道を拡幅する工事が進行中だ。この工事は2025年中の完成をめざして進められており、御堂筋南部(難波側)ではすでに歩道の拡幅が完成しつつある場所もある。

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