ヒョンデ「日本再上陸」真価問われる2年目、11月発売・新型EV「コナ」で一発逆転なるか?
ヒョンデは9月27日、新型コンパクト電動SUV「コナ」の購入予約受付を開始した。販売は11月1日からだ。
ライフスタイル提案の打ち出し
ヒョンデは今後、新型モデルの投入を計画しており、「アイオニック6」などが候補に挙がっている。
ヒョンデの輸入EV車市場におけるライバルはテスラとBYDだ。BYDはジャパンモビリティショーで、現在販売中の「アット3」と「ドルフィン」、販売予定の「シール」に加え、プレミアムブランドの「仰望(ヤンワン)」のオフロードSUVの「U8」、BYDとメルセデス・ベンツの合弁会社が開発した高級サブブランド「デンツァ」のミニバン「D9」も展示している。
ヒョンデは、前述の出展中止の影響で今回は出展できなかったようだが、こうしてユーザーに直接アピールする機会を作れなかったのは大きな痛手だったに違いない。
ヒョンデが投入した新型コナは、2018年に発売され、2022年モデルチェンジしたコナの2代目で、価格帯は400万円から499万円となる。
先行のアイオニック5(479万円~)に対して思い切った価格設定である。ただし、BYDドルフィンの標準モデルは363万円からなので、やや高めだ。
ヒョンデが日本再上陸に際して打ち出したのが、クルマを主役としたライフスタイルの提案「LIFE MOVES.(ライフ ムーブス)」だ。内燃機関のクルマでは考えられなかったような使い方を提案し、単に移動だけの手段ではない「LIFE MOVES.」を提案していくとしている。
3車種目となるコナの発売で、ヒョンデのライフスタイル提案の真価が問われる。