普段は韓国批判ばかりなのに、「韓国軍機」が邦人退避支援したらなぜか黙ってしまった人に欠ける「正しい歴史認識」
韓国人163人、日本人51人、シンガポール人6人が輸送機「KC-330」に搭乗し、10月14日夜に韓国の城南(ソンナム)ソウル空港に無事到着した。韓国までの移動が無料であった。
国際協力の重要性

SNS上での反応はどうだろうか。
「増税メガネ(岸田文雄首相)の政権は避難民からもお金を取る」など、日本政府への批判が圧倒的に多かった。一方、韓国政府に対しては、
「韓国は普段この国からいろいろ言われながらも日本人を飛行機に乗せて避難させてくれた」
など、好意的なコメントが多く、感謝する声も多かった。
このように韓国に対する感謝の声があふれる一方で、「ネトウヨ」たちからは、予想外の沈黙が続いている。
沈黙が続いている背景には何があるのだろうか。これまで公然と韓国や韓国文化を批判してきた彼らが、韓国軍の人道的行動を目の当たりにして、先入観とは異なる事実を突きつけられ、言葉に詰まっているのではないか。
国と国との絆や協力の重要性は存在し、その絆を築くには情報の正確さと公平さが必要である。今回の韓国の行動を目の当たりにして彼らの態度が変わったのは、これまでの情報源やその質が誤っていたことに気づいたからかもしれない。
国際関係においては、事実に基づいた公平な評価が不可欠である。特に、国家間の危機に際しては、相互協力の重要性が際立ち、その意義を再確認する機会となるはずである。
日本人は今回の“恩義”をこれからも心にとどめ、「ネトウヨ」たちは一刻も早く誤った歴史観と偏見から解放され、同じアジア人として日韓友好の道をともに歩むことを願ってやまない。