広告費をかけないテスラが、あえて「羽田空港」に動画広告を出した理由

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Xのユーザーが、羽田空港で撮影したテスラの19秒間の広告動画を投稿し、世界中で波紋を呼んだ。なぜテスラが日本での広告出稿に踏み切ったのか。

日本で出稿されたワケ

モデル3(画像:テスラ)
モデル3(画像:テスラ)

 日本市場におけるテスラのポジションを検証してみよう。

 テスラは地域別の販売台数を公表しているが、日本の販売台数は公表していない。そのため、実際の販売状況を把握することは難しいが、国土交通省が公表している資料「改善対策届出」(2022年3月14日付)に、実際の販売台数を推測できるヒントがある。

 資料には、シートベルトリマインダ警報のプログラムの不具合により、低速走行時にシートベルトを着用せずに運転した場合、警告音が作動しない場合があるとして、対象となるテスラ車のソフトウエアアップデートを実施するよう通知する内容が記載されている。
 2014年から2022年にかけて販売されたモデル3、モデルS、モデルXの3車種の合計1万1425台が対象となり、そのうちモデル3が約70%を占めている。

 また、日本経済新聞社の調査によると、2022年のテスラの販売台数は6000台弱で、日本のEV市場におけるテスラのシェアは

「10%前後」

と推定されている。

 今回Xに掲載された広告は、売れ筋のモデルYのプロモーションの一環と見ることもできるが、中国の国慶節(2023年9月29日~10月6日)に合わせたものであることから、中国からの訪日客もターゲットと考えるのはやや考えすぎだろうか。

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