JAL20年ぶりの国際線フラッグシップ 新プレミアムエコノミーはもはや「ビジネスクラス」レベルである

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JALは年内に、長距離国際線の新型機「エアバスA350-1000」を投入する予定だ。国際線に新しい客室仕様が導入されるのは、2002年に導入されたボーイングB777-300ER型機以来20年ぶりとなる。

JAL、20年ぶりの国際線新機材投入

完全個室のファーストクラス(画像:JAL)
完全個室のファーストクラス(画像:JAL)

 JALは年内に、長距離国際線の新型機「エアバスA350-1000」を投入する予定だ。

 国際線に新しい客室仕様が導入されるのは、2002(平成14)年に導入されたボーイングB777-300ER型機(JALシェルフラットシート)以来20年ぶりとなる。

 座席数は

・ファーストクラス:6席
・ビジネスクラス:54席
・プレミアムエコノミークラス:24席
・エコノミークラス:155席

の計239席。東京(羽田)~ニューヨーク線(JL006/JL005)で使用される。

 新機材は、JALがこれまで以上に気合を入れた最新鋭の仕様となっている。まず注目すべきは完全個室のファーストクラスだ。

 座席配列は1ー1ー1(横3列)で、従来のB777-300ER型機のファーストクラスの横4席配列より1席少ない。シート幅は1.3倍広くなり、最大座席幅は約123cm、最大ベッド長さは約203cmとダブルベッド並みのサイズとなっている。

 また、壁の高さも35cmアップの157cmとなり、ドアを閉めれば完全なプライベート空間を作ることができる。

JAL初の扉付き個室シート

ドア付きのA350-1000ビジネスクラスシート(画像:JAL)
ドア付きのA350-1000ビジネスクラスシート(画像:JAL)

 新ビジネスクラスシートは、JAL初の扉付き個室シート。

 ファーストクラス、ビジネスクラスともにヘッドレストにスピーカーを内蔵した世界初のシートで、ヘッドホンを使わずにベッドモードで機内エンターテインメントを快適に楽しめる。

 また、ワイヤレス充電機能が搭載されており、乗客は簡単にデバイスを充電することができる。

 さらに、エコノミークラスを含む全クラスに4Kシートモニターとブルートゥースオーディオが装備され、乗客は自分のヘッドホンを接続できる。

 このヘッドレストスピーカーやブルートゥース接続など、「かゆいところに手が届く」機能で、自宅のリビングや寝室でくつろぐように機内での時間を過ごせる。

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