タクシードライバーに“二種免許”は本当に必要か? 「ライドシェア解禁」「普通免許タクシー」議論で改めて問う

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福岡市などは、普通免許でタクシーが運転できる制度の初導入を目指し、特区の設置を国に要望する方向で調整を進めている。乗客を乗せるタクシーを運転するには「第二種運転免許」が必要という常識さえ形骸化しようとしている。

「神風タクシー」の再来

全国の18歳以上の男女1000人に行ったライドシェアに関する意識調査(画像:紀尾井町戦略研究所)
全国の18歳以上の男女1000人に行ったライドシェアに関する意識調査(画像:紀尾井町戦略研究所)

 また、ライドシェアは名称が変わっただけで、内容は歩合制と同じである。非正規の歩合制で旅客を運ぶライドシェアのドライバーが、かつての

「神風タクシーのような振る舞い」

をする危険性が高まっている。

 2022年の道路交通法改正では、不足するタクシードライバーを確保する目的で、第二種運転免許の受験資格を19歳以上、普通免許保有1年以上と大幅に緩和することが盛り込まれた。安全運行が前提であれば、これが緩和の限界だろう。

 第二種運転免許は“既得権益”でも“特権”でもない。

「安全を確保するために作られた制度」

であることを今一度思い起こさなければならない。安易な人海戦術は危険を招くだけだ。

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