高学歴だらけの「自動車・鉄道業界」 真のビジネスエリートを目指すためには“ジェンダー教育”が不可欠なワケ

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モビリティ企業は日本の基幹産業であり、今も昔も就職先として不動の人気を誇る。そんな業界こそいち早くジェンダー平等を目指すべきだ。

個人的なレベルでの影響力

JR東海のウェブサイト(画像:JR東海)
JR東海のウェブサイト(画像:JR東海)

 ジェンダー多様性が、企業の業績に影響することはわかった。それが個人の成績とも当然リンクしているのだが、ふだんの人間関係で、ジェンダー平等の意識はどのような力を持つのか。

 男性比率の高い職場では、女性は孤独を感じやすく、退職しやすい。性差別があるようなときに、ジェンダー意識があれば、女性従業員の味方をすることができる。女性従業員は味方がいれば、その職場に自分の居場所があると思えるので、熱心に働く。

 特に優秀な女性従業員が同じチームにいたり、部下であったりする場合は、会社を去ることがないようにすることが、チームや会社のためだけでなく、自分のためにもなる。

 ジェンダー意識は、個人としての成長を促し、プライベートでの夫や父親といった役割も豊かなものにするという(2021年7月21日付、豪サイト『Women’s AGENDA』)。

 ビジネスエリートになるためには、ジェンダー教育はさわり一遍ではなく、真面目に取り組んでいくのが正解である。

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