料金がいつもの1.6倍! 高速道路の「例外区間」をご存じか

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高速道路料金の形態は全国でほぼ同じである。ただし、例外的な区間があり、高速道路では通常とは異なる料金計算になることもある。その理由について詳しく紹介する。

高速道路の料金計算方法

大都市の大都市近郊区間である東名の横浜町田インター付近(画像:写真AC)
大都市の大都市近郊区間である東名の横浜町田インター付近(画像:写真AC)

 私たちが利用する高速道路は、常に安全・安心であるように管理・維持されている。これらの路線のほとんどは、高速道路の運営会社であるNEXCOの管轄下にある。NEXCOはエリアによって東日本、中日本、西日本の3社にわかれているが、高速道路の料金は3社とも同じ基準で設定されているなど、多くの部分で協力し合っている。

 2023年9月時点のNEXCO管轄高速道路の料金計算方法は、

・(利用距離 × 1kmあたりの料金 + 150円) × 消費税率
・利用距離が100km超える場合は、利用距離 × 1kmあたりの料金に対して、100~200kmの利用部分は25%、200km超える部分の利用は30%の割引にて計算

となっている。1kmあたりの料金は普通車で24.6円で計算される。1kmあたりの料金はほとんどの区間で適用されるため、高速道路料金の形態は全国でほぼ同じである。

 ただし、例外的な区間があり、高速道路では通常とは異なる料金計算になることもある。また、自動料金収受システム(ETC)割引制度のルールもこの区間では異なるため、ETC休日割引や深夜割引を利用する場合は、さらに計算方法が異なることが多く、想定される高速道路の通行料金と大きく異なることがある。

 そのようなことがないように、通行料金の計算方法が通常と異なる区間と、その理由について詳しく紹介する。

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