「排気音しない」「迫力ない」 モータースポーツ“電動化”に集まる不満の声、環境志向の未来にカーロマンはあるのか?

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自動車の電動化に関しては、世界は「待ったなし」の状況にある。モータースポーツも例外ではなく、現在、レーシングカーの電動化などの環境対策が進んでいる。

電動化が主流になるのか

自動車レースが開催される静岡県の富士スピードウェイ(画像:写真AC)
自動車レースが開催される静岡県の富士スピードウェイ(画像:写真AC)

 気候変動や環境問題への関心の高まりから、自動車業界では環境に優しい電動車が増えつつあり、今後モータースポーツでも電動化が主流になることは間違いない。

 しかし、一部のファンからは

「排気音がしない」
「迫力がない」

など、電動化レースを不安視する声も上がっている。歴史も伝統も浅いため、新しい競技は興味を失う可能性があるようだ。

 また、「バッテリーや発電にはそれなりの環境負荷がかかる」という指摘もあり、本当に環境に優しいのかという疑問もある。

 新しいこと、挑戦的なことを始めるには、常に数多くの壁がある。企業や自動車メーカーには、そうした壁をひとつひとつ乗り越えて、新しい時代のモータースポーツを通じて、新しい世界観を提供してほしい。

 そして、私たち自身も、これから大きく変わっていくモータースポーツの世界を受け入れていかなければならない。

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