東名と名神の“境界”は「小牧IC」だった! 名古屋IC・小牧JCT説は間違い、その歴史をたどる

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東名・名神の境界は名古屋ICでも小牧JCTでもなく、「小牧IC」である。これはあまり知られていない。いったいなぜか。

「名古屋IC」「小牧JCT」にあらず

「小牧IC」(画像:OpenStreetMap)
「小牧IC」(画像:OpenStreetMap)

 東名高速道路(東名)と名神高速道路(名神)は、日本を代表する高速道路である。開通から50年以上の歴史があり、多くの人々に利用されてきた。

 このふたつは相互の関係が深く、例えば、

・各インターチェンジ(IC)やジャンクション(JCT)に割り当てられた番号
・高速道路の中央分離帯や路肩に設置されたキロポスト

などは、東名から名神へと継続して使用されている。

 そんな東名・名神だが、境界がはっきり定められている。境界は名古屋IC(愛知県名古屋市)でも小牧JCT(同県小牧市)でもなく、

「小牧IC」(同)

である。これはあまり知られていない。仕事とプライベートで年間約6万kmを走る私(都野塚也、ドライブライター)も初めて知ったときはかなり驚いた。

 境界が「小牧IC」であるのには、ちゃんとした理由がある。今回はそれについて解説していこう。

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