気づいてた? 自動車の「表示灯」「警告灯」が最近増えているワケ 「亀」マークの意味をご存じか

キーワード :
車のメーターパネルには、クルマの状況を教えてくれる表示灯、警告灯が備えられている。突然、警告灯が点灯してドキドキした経験があるかもしれない。

近年見られる新たなもの

リチウムイオンバッテリーの残量が極端に低下しているときや温度が極端に低いときに点灯する「出力制限表示灯」(画像:日産自動車)
リチウムイオンバッテリーの残量が極端に低下しているときや温度が極端に低いときに点灯する「出力制限表示灯」(画像:日産自動車)

 では、実際にどのような表示灯・警告灯が新たに加わっているのだろうか。

 例えば「亀」マークの表示灯だ。これは「出力制限」を意味する表示だ。日産自動車のウェブサイトによれば、「出力制限表示灯」という名称で

「リチウムイオンバッテリーの残量が極端に低下しているときや、温度が極端に低いときに点灯する」

ものだという。出力制限のために、通常の加速や速度が出せなくなる状態であることを知らせている。

 メーカーによりデザインは幾分異なるが、クルマがぶつかる様子のデザインに「OFF」の文字が記載されているのは「衝突被害軽減制動制御装置」の警告灯だ。トヨタのウェブサイトでは

「衝突の危険性が高まった場合に緊急ブレーキで減速。衝突の回避や被害軽減に寄与」

するものとしている。ブザー音とともに点滅して危険を知らせ、装置が働いていることを知らせる仕組みだ。

 このように、クルマに新たに加えられる装備に応じた表示灯・警告灯が追加されている。このままでは、自動車のメーターパネルは警告灯で埋め尽くされてしまわないか心配になるほどだ。

全てのコメントを見る