軽自動車に「白ナンバー」が増えている根本理由

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登録車のナンバープレートの色は「白」、軽自動車のナンバープレートの色は「黄」である。しかし、最近は軽自動車であっても「白」のナンバープレートを付ける車両が増えている。

白ナンバーの申請方法

大阪・関西万博特別仕様ナンバープレートのデザイン(画像:国土交通省)
大阪・関西万博特別仕様ナンバープレートのデザイン(画像:国土交通省)

 実際に、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレートの申請方法を例に挙げてみよう。

 国土交通省のウェブサイトには、自分でウェブサイトから相談するか、近くのディーラーや整備工場、行政書士に相談する方法が紹介されていた。さらに、現在所有しているナンバーと同じ番号の特別仕様ナンバープレートへの交換も可能だ。

 寄付金を払わないバージョンを選ぶと、大会エンブレムだけが入った、通常の白ナンバーとほとんど見分けがつかないナンバーが届く。ただし、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレートの募集は終了しており、現在は入手できない。

 では2023年時点で、軽自動車に装着できる白ナンバープレートはあるのだろうか。現在申請できる特別仕様ナンバープレートは

「大阪・関西万博特別仕様ナンバープレート」

だ。寄付金ありのフルカラー仕様と寄付金なしのモノトーン仕様が選べる。ただし、軽自動車のナンバープレートは黄色で縁取られ、白ナンバーにはできない。

 全国版・地方版図柄入りナンバープレートも申請可能だが、こちらも軽自動車には黄色の縁取りがなされている。国土交通省は

「自動車の区分を明確にすべく軽自動車の図柄入りナンバーには黄色の縁取りを施す」

としており、この方針が変更されない限り、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレートのような白いナンバープレートは今後手に入らないだろう。

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