高速道路の料金所、なぜ「本線に入る前」に設置されているのか?
料金所は通常、高速道路の本線に入る前に設置されている。いったいなぜか。
設置されている理由
高速道路を利用する際には、通行料金を支払う必要があり、そのために料金所が設置されている。
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日本は山間部が多いため高速道路の建設費や維持費が高額になり、国家予算の関係から高速道路は有料とされている。一方で、他国では高速道路が無料の場合もある。
通行料金は、基本的には走行した距離に応じて加算される。そのため、高速道路の乗り降り場所を確認するためには、料金所が重要な役割を果たしているのだ。
料金所には、一般的に現金やクレジットカードで支払う「一般レーン」と、近年主流となっている「自動料金収受システム(ETC)レーン」が設置されており、支払い方法によって通行するレーンが異なり、多くの料金所には一般レーンとETCレーンが用意されている。
国土交通省は過去に高速道路の無料化について議論してきたが、現行路線の老朽化や維持管理、新規路線の建設など、多くのコストがかかるため、その実現は先送りされてきた。2023年8月時点で、無料化が実現する見込みは2115年とされており、実現までには92年の歳月が必要とされている。