世界初 小型無人航空機が相対速度200km/hで衝突を自動で回避 スバル

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スバル、日本無線、日本アビオニクス、ACSL、マゼランシステムズジャパンの各社が共同で研究していた無人航空機の安全性向上に寄与する画期的な試験に成功したとのこと。一体どんな試験だったのでしょうか。

無人航空機の発展性に多大なメリット

スバルが行った衝突回避飛行試験のイメージ(画像:スバル)。
スバルが行った衝突回避飛行試験のイメージ(画像:スバル)。

 スバル(SUBARU)は2021年11月8日(月)、福島県南相馬市に設けられた広域飛行空域において、9月9日から10日にかけて無人航空機(UAV)の自律的な衝突回避試験を相対速度200km/hで実施、世界で初めて成功したと発表しました。

 今回の試験は、日本無線、日本アビオニクス、ACSL、マゼランシステムズジャパンとの共同研究プログラムで、小型化・低消費電力化されたセンサーを10kgクラスのUAVに搭載して行われたとのことです。

 一般にドローンと呼ばれる小型の無人航空機や、それよりも一回り大きく、より大きなセンサーなどを搭載できる中型の無人航空機は、すでに農業分野などで利用が広がっています。加えて、災害時の物資運搬や遭難者捜索、物流インフラなどの用途において期待が大きいことから、年を経るごとに運用数は増加しています。

 しかしその一方、無人航空機とドクターヘリなどの有人機のニアミス実例が国内で報告されるなど、衝突回避技術は、安全利用のための喫緊の課題となっています。また、衝突回避技術は、無人航空機の実用化に必要とされる、「目視外飛行2」および「第三者上空飛行」の実現に欠かせない技術です。

 そのようななかで、今回の試験成功は、小型無人航空機を社会実装するための目途立てとして、大きな前進となるものです。

 スバルとしては今後、本成果を活用してより進化した衝突回避システムを確立し、無人航空機の社会実装推進に努めていくとしています。