カーナビの代わりに「ディスプレーオーディオ」を選ぶ人が増えた、実にもっともな理由
現在販売されているクルマの多くは、純正オーディオが装着されていない“オーディオレス”となっている。近年ではカーナビ以外のディスプレーオーディオの選択肢も増えてきている。
残る三つのポイント

残るポイントは三つ。それぞれ次に説明する。
●スマホとの連携
ディスプレーオーディオの機種によっては、Android AutoやApple CarPlayといった、スマホのアプリを画面上で利用できる機能に対応している。
この機能で使えるのは、音楽再生アプリやメッセージアプリ、地図アプリだ。つまり、カーナビを使わなくてもナビ機能が使える。ディスプレーオーディオを搭載しているクルマなら、スマホと連携さえできれば、高価なカーナビを買わなくても道案内ができるのだ。
●テレビ機能がない
カーナビには、地上デジタル放送を視聴できるフルセグやワンセグのテレビ機能が付いている。テレビをまったく見ないユーザーにとっては、もったいない機能だ。さらに、自宅にテレビがなくても、カーナビに受信機能が付いていれば、NHKの受信料を支払う義務がある。カーナビを装着することで、余計な費用負担が発生する可能性が高くなる点も懸念事項だ。
その点、ディスプレーオーディオはテレビ機能がないため、NHK受信料の支払いの心配がないのが魅力のひとつだ。
●大画面の設置が可能
ディスプレーオーディオは一般的な7型、8型に加え、10型、11型といったタブレット端末のような大画面モデルもある。
クルマのインパネ内に収まるインダッシュ型は7型など小型のものが多いが、フローティングタイプはスペースさえあれば大画面を搭載できる。
かつてのポータブルカーナビがダッシュボードに設置されていたように、どんなクルマにも設置できるのが魅力のひとつだ。