ECビジネス勝利のカギ? 巨大自動倉庫をAIでさらに効率化 出庫時間20%短縮

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拡大するECビジネスに対応するため物流センターも大型化、自動化が進む。もはや人の手によるプログラミングでは最適稼働が難しくなっているほど複雑化した倉庫の制御ロジックにAIアルゴリズムを導入する技術が開発された。

AIアルゴリズムを立体シャトル自動倉庫に導入

自動倉庫のイメージ(画像:Datumix)。
自動倉庫のイメージ(画像:Datumix)。

 物流DXを支援するDatumix(東京都豊島区)は2021年11月9日(火)、トーヨーカネツと共同開発した「AIアルゴリズム」技術を2021年9月1日付で権利化、特許取得したことを発表した。

 同社のAIアルゴリズムは、大型通販物流センターの自動倉庫の稼働を最適化する。複数商品アイテムの出庫指示から商品を集約ピッキングするステーションに出庫するまでの過程で、商品トレイの集約に掛かる時間を、従来の約20%、削減できるという。

 大量の商品を保管する通販物流センターでは自動化設備の導入が進み、ピッキング作業者の手元に自動倉庫からピッキング対象の商品が高速順立て出庫される「立体シャトル自動倉庫」を採用する事例が増えている。しかし、センターの設備規模が大きくなるほど、順立てた出庫の制御ロジックは複雑に。もはや「人の手によるプログラミングでは、立体シャトル自動倉庫の最適稼働が難しい」という課題が倉庫管理の現場に生まれていたという。

 そこでDatumixは、「ディープラーニングによる時間予測」を用いて注文の引当から商品トレイ集約の処理に要する時間の削減に取り組んだ。ハードはそのままに、ソフトウェアを変えることで出庫作業を効率化できるため、「これ以上の業務効率化は難しい」と感じている倉庫運営事業者の課題を解決するとしている。