当たったら刺さりそう? バイクに「尖った」デザインが多い理由
バイクは尖ったデザインが多い。本稿では、その理由についてさまざまな面から考察する。
ネイキッド・ネオクラシック好きも多い
新車を買いたい人にとって、もはや旧車の選択肢はない。クラシックなビジュアルの新車、つまりネオクラシックのバイクを選ぶことになる。
・カウルのないメカニカルなマシンが好き → ネイキッドを選ぶ
・旧車のデザインが好き → ネオクラシックを選ぶ
という形で、これらの人気があると考えられる。
クラシック(レトロ)なデザインを「おしゃれ」と感じる層が一定数いるのは、尖ったデザインのバイクが当たり前にあるからだろう。
もちろん、デザインはカテゴリーだけで語れるものではない。クラシックなバイクが好きだからといって、そのカテゴリーに属するすべてのバイクが好きというわけではない。何をもって「かっこいい」「おしゃれ」とするかは、実はピンポイントの感動なのだ。
したがって、尖ったデザインは一時的な流行ではなく、歴史があり、バイクの代表的なイメージとして定着しているといえる。現在のデザイントレンドは今後も続くだろう。
しかし、EVが普及する過程で新たなカテゴリーが形成される可能性はある。ヨーロッパではスーパースポーツがEVにシフトするところまで来ているが、日本ではそうはならないだろう。街乗りで気軽に使えるバイクからEVが広がっていく可能性が高い。
つまり、ストリートやスクーターのカテゴリーにEVが登場し、従来のデザインをアレンジしたEVのビジュアルが登場する可能性がある。