聞いて納得! 新東名の「運転ストレス」がとっても少ない理由

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近年、日本の高速道路は目覚ましい発展を遂げている。今回は、新東名が運転しやすい理由を解説する。

カーブや起伏の少ないデザイン

新東名上り線。新清水IC、新富士IC付近では、迫力ある富士山を見ることができる(画像:都野塚也)
新東名上り線。新清水IC、新富士IC付近では、迫力ある富士山を見ることができる(画像:都野塚也)

 高速道路のカーブや起伏の多い区間では、速度のコントロールやハンドル操作など、操作回数が増えると同時に、気をつけなければならないポイントも多く、神経をすり減らし、ドライバーに肉体的・精神的な負担をかけやすい。

 新東名は最新の高速道路技術を駆使し、トンネルを多用することで、心身に大きな影響を与えるカーブや起伏を少なく設計している。

 新東名と従来の東名を比較した具体的な数値は、次のとおり。

・東名:最小カーブ半径300m、最大勾配5%
・新東名:最小カーブ半径3000m、最大勾配2%。

 この数字は、新東名がいかに走りやすいかを示している。実際、新東名の運転は速度のコントロールやハンドル操作の必要がほとんどなく、圧倒的に楽だ。

 新東名はカーブや起伏が少なく、トンネルが多いので、信号や前車との車間距離に注意すれば、とても快適なドライブを楽しむことができる。

詳しくて親切な案内標識

新東名上り線。新清水IC~新富士IC(画像:都野塚也)
新東名上り線。新清水IC~新富士IC(画像:都野塚也)

 私が新東名を走りやすいと感じる理由のひとつは、高速道路の案内標識が他の路線に比べて詳細で親切であることだ。

 具体的には、

・次のインターチェンジまでの距離や所要時間
・主要インターチェンジ/都市までの距離や所要時間
・サービスエリアやパーキングエリアの駐車場の混在状況

などが、他の路線よりも細かく、広い範囲を示すようになっている。

 首都圏から中京圏への移動に新東名を利用する人が多いことから、上り方面では東京までの距離を、下り方面では名古屋までの距離と所要時間を遠方から表示し、長距離ドライブをサポートしている。

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