ドラレコ依存社会に潜む罠! 「絶対安全」という自覚なき勘違い、その正しい付き合い方を考える

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自分の身に降りかかってくるかもしれないアクシデントへの対応として、ドライブレコーダーはもはや欠かせない車載機器になりつつある。一方、取り付けたばかりに“妙な安心感”を生んではいないか。

ドラレコ「過度に意識しない」社会へ

ドライブレコーダー装着のステッカーのイメージ(画像:写真AC)
ドライブレコーダー装着のステッカーのイメージ(画像:写真AC)

 ただ、気を付けるべきは、ドライブレコーダーを取り付けたことで、

「妙な安心感」

を持ってしまうことの危険性だ。

 あえていわせてもらえば、ドライブレコーダーを取り付けたからといって、事故やあおり運転に遭わなくなるわけではない。「そんなこと知っている」と答える人がほとんどだと思うが、意外にもドライブレコーダー装着のステッカーを貼りつつも、交通の流れを乱すような走りをしたり、ウインカーを突然出して曲がったりと、傍若無人ぶりを発揮しているドライバーが少なくない。

 こうした行為が、周囲のクルマをいらつかせたり、事故を誘発したりすることにもつながっているというのを改めて再認識してほしい。

 ドライブレコーダーを装着していることを過度に意識せず、周囲を気遣いながら安全走行をする。こうした運転こそが結果としてドライブレコーダーの出番を少なくすることにもつながる。そんな社会になってほしいと切に願う。

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