遮断機も警報機もない! 全国の危険な「第4種踏切」、事故撲滅のためにはまず短絡的な思考を捨てよう
JR西日本は7月、中国国統括本部が第4種踏切の安全対策として「踏切ゲート-Lite」を開発したと発表した。今後は準備が整い次第、設置を進めていく。第4種踏切とはどのような踏切だろうか。
踏切事故は世界的課題

警報機や遮断機がない踏切での事故は、世界的な課題であり、鉄道がある世界のいたるところで発生している。
いくつかの踏切事故の記事を読むと、
・田舎であること
・交通量が少ない
・列車本数が少ない
というキーワードが浮かび上がってくる。
例えば、アメリカのフロリダ州のある田舎町で起きた踏切事故の記事では、州当局は、
「交通量や列車本数が少ない踏切に遮断機はいらない」
とする一方で、
「将来事故を回避する可能性があるなら、安全設備の設置を検討する必要がある」
とコメントしている。もちろん、
「市街地、農村部に関わらず、市民の安全は最優先事項であるべき」
と主張し、安全対策に関する法案を提出した州上院議員もいた。