ホンダ・トヨタの「働き方改革」を比較してみた 「自動車メーカー = 男社会」の構図はいつ変わるのか?

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国の方針と時代の流れを受け、自動車メーカーでも働き方改革やワークライフバランスの取り組みを進めている。これらはジェンダー問題と深く関連しているが、男性従業員比率の高い業界ではどうなのか。

育休取得者の復職率「100%」

育児休暇のイメージ(画像:写真AC)
育児休暇のイメージ(画像:写真AC)

 育児休暇は子どもが満3歳を迎えたあとの4月末まで取得可能である。男性の育児目的休暇取得率は、2022年度は「1日」が88.1%、「5日以上」が64.0%であった。

 公式ウェブサイトでは妻が7か月、夫が4か月を交互に取った夫婦のインタビューが掲載されている。男女問わず、育児休暇取得者の復職率が2022年度は100%だったのは優秀と言えよう。

 事業内託児所は7時から19時が基本の開設時間である。食育にこだわり、地元の旬の食材を使った薄味の手作りの食事を提供する。アレルギー対応にも万全を期している。

 子育ての費用負担軽減策としては、ベビーシッター派遣サービス、保育施設、不妊治療、介護施設、居宅介護サービスなどの利用にまつわる料金の補助など、選択型福利厚生制度を用意する。

 配偶者の転勤に伴う転居があった場合は、休職またはその勤務地で転勤し継続できる。

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