ホンダ・トヨタの「働き方改革」を比較してみた 「自動車メーカー = 男社会」の構図はいつ変わるのか?

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国の方針と時代の流れを受け、自動車メーカーでも働き方改革やワークライフバランスの取り組みを進めている。これらはジェンダー問題と深く関連しているが、男性従業員比率の高い業界ではどうなのか。

ジェンダー問題は働き方に影響

ホンダのロゴマーク。2022年11月8日撮影(画像:AFP=時事)
ホンダのロゴマーク。2022年11月8日撮影(画像:AFP=時事)

 国の方針と時代の流れを受け、自動車メーカーでも働き方改革やワークライフバランスの取り組みを進めている。これらはジェンダー問題と深く関連しているが、男性従業員比率の高い業界ではどうなのか。

 女性が長くキャリアを継続できる体制は、本人にも、家計にも、会社にも重要だ。子育てや介護は女性だけが担うものではないので、男性がいかに会社を休めるか、柔軟な働き方をできるかどうかも影響する。

 全従業員の生活の質が向上することは、会社の一員としての満足度を高めるとともに、職場の活力と生産性の向上につながる。

 ということで今回は、自動車メーカーけん引するトヨタとホンダの現況を見てみよう。

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