ドライブするだけで“副収入”ゲット? 自家用車に「広告ステッカー」貼って稼げる、屋外広告サービスをご存じか

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現役東大生が中心となって設立した企業が展開する車両屋外広告サービス。その特徴とは。

サービスの未来と展望

Essenのウェブサイト(画像:Essen)
Essenのウェブサイト(画像:Essen)

 Essenによると、今後はドライバーの確保も重要になってくるという。常時多数の会社の広告を掲載・運用するためには、アクティブなドライバーが数千人規模で必要とのこと。

「企業が広告を出したいのに出せない」

という状況も避けなければならず、ドライバー確保にも力を入れていくようだ。

 しかし、ドライバーの確保は企業の確保以上に難しくなっていく。というのも、近年は免許保有率が減少傾向にあるためだ。警察庁の調べによると、2022年の運転免許保有者数は、前年と比べて約6万人も減少している。

 また、

・カーシェア・レンタカーの普及
・公共交通機関の充実
・マイカーの維持コスト

の観点から、車を保有しない選択をとる人も増えている。国土交通省の「自動車保有台数の推移」では、2010(平成22)年の乗用車保有台数は4万153台だったのに対し、2020年の乗用車保有台数は3万9060台。保有台数も年々減少傾向にあるのだ。

 ドライバー不足や車離れが進んでいる現状で、安定して稼働できるドライバーを多数確保していくためには、ますます魅力的に映るサービスになる必要がある。

 とはいえ、WithDriveのようなAIを駆使した車両屋外広告サービスは限りなくエコで理にかなったものだ。同様のサービスが今後普及していくことで、広告を貼った車が当たり前に走っている時代になる可能性も大いに考えられる。

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